選手会も暴排宣言 球界全体で活動を推進

[ 2011年1月21日 06:00 ]

 プロ野球暴力団等排除対策協議会(暴排協)は20日、東京都内で総会を開き、社団法人日本プロ野球選手会の加入を承認し、選手会の「暴力団等排除宣言」を採択した。

 12球団、球場、警察庁などで構成する暴排協は03年に発足し、暴力団や悪質応援団の球場からの排除を宣言。選手会を含めた今回の「新宣言」は「球場外」も含め「暴力団等と一切かかわりません」など3項目。宣言文はヤクルト・宮本、巨人・小笠原両選手が読み上げ、小谷渉・警察庁組織犯罪対策部長に手渡した。また暴排協の下部組織として選手対策委員会の設置を承認。講習会の実施や相談窓口の設置などを進めていく。

 選手会の井端弘和理事長(中日)は「今までは一人で悩むケースが多かった。警察関係者とタッグを組む体制はありがたく、心強い」と語った。

 <暴力団等排除宣言>

 だれもが安心して観戦でき、選手がフェアプレーに専念できるプロ野球を守るために、私たちは暴力団等反社会的勢力の排除に取り組むことを宣言します。

 (1)暴力団等反社会的勢力と一切かかわりません。

 (2)試合に関する不正行為は断固拒否します。

 (3)暴力、威迫、不当要求等から球場を守ります。

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2011年1月21日のニュース