斎藤 実戦デビューは2・19の紅白戦が濃厚

[ 2011年1月21日 06:00 ]

<日本ハム新人合同自主トレ>ノック中お手玉する斎藤

 日本ハムのドラフト1位・斎藤佑樹投手(22=早大)の実戦デビューが2月19日の紅白戦(国頭=くにがみ)になることが20日、濃厚となった。沖縄キャンプの1軍スタートが決定している右腕の実戦初マウンドについて、山田正雄GM(66)が対外試合ではなくプレッシャーのかからない紅白戦で起用する方針を明かした。21日は新人合同自主トレ2度目のブルペン入りを予定しており、初めて捕手を座らせて本格的な投球を行う。

 絶滅危機にひんするヤンバルクイナが棲息する国頭村が斎藤の実戦デビューの舞台となる。名護から北上すること約30キロ。2月19日に2軍キャンプ地の「くにがみスタジアム」で予定されている紅白戦で、黄金ルーキーが注目のマウンドに立つ。

 この日、80メートルの遠投とポール間走などで精力的に動いた斎藤を視察した山田GMは今後のスケジュールについて言及。「調整次第だが、まずは味方を相手に投球した方がいいんじゃないのかな。梨田監督もじっくりと調整した方がいいといっている」。日本ハムは第2クールの2月7、8日に紅白戦(いずれも名護)を組んでいるが「それはないだろう」と否定。第3、4クールの実戦は広島、阪神、韓国球団との練習試合となるため、必然的に斎藤の登板は第5クール初日となる同19日の紅白戦となる。

 斎藤は21日に2度目のブルペン投球を行う。18日は立ち投げで32球だったが「まだ手探りの状態だけど、できれば捕手を座らせてやりたい」とギアを一段階上げると宣言。目標へ向かって慌てることはないが、甘えるつもりもない。今はキャンプ初日から本格投球するための体づくりに集中する。

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