原監督 来季の打線「白紙」を強調

[ 2010年11月28日 06:00 ]

 巨人・原監督が27日、来季の打線について「白紙」であることを強調。3番・小笠原、4番・ラミレスも例外ではなく、ゼロから新オーダーを構築していく。

  静岡・熱海で行われた球団納会から一夜明けて帰京した指揮官は「これから戦力補強もあるかもしれないし、現時点で打順は白紙の状態」と言及。08年のシーズン序盤から今季まで固定してきた小笠原、ラミレスの3、4番についても「順当にいけば(3、4番を打たせる)ということになるけど、まだ白紙の状態です」と話した。
 今季は内海、東野ら先発陣の不振が響いて夏場以降に失速し、リーグ4連覇を逃した。一方で、打線も昨季は5番に定着した亀井が打率・185で1軍にさえ定着できず、投手陣をカバーできるほどの爆発力が発揮されなかった。指揮官は今季主に1番として31本塁打をマークした坂本にクリーンアップを打たせる構想も温めており、小笠原、ラミレス、阿部、長野らも含めてベストの打順を模索していく方針だ。
 原監督は今季のV逸が決まった際には周囲に「3位になったから、ある意味で否定してもいい部分もある」と語っており、主力選手への評価もフラットに戻して、V奪回を目指す。

続きを表示

2010年11月28日のニュース