岩村 松井稼と合体!12月に合同トレ

[ 2010年11月28日 06:00 ]

少年たちに下半身の重要性を話す楽天・岩村

 楽天入りした岩村明憲内野手(31)が27日、来季三遊間を組むことになる松井稼頭央内野手(35)と12月初旬にも合同自主トレを行うプランを明かした。山口県下関市で野球教室を開催した岩村は、自主トレ中からコンビネーション熟成を図る考えを示した。

 岩村の行動は素早かった。楽天入団が発表された松井稼に26日、すぐさま連絡をとった。「稼頭央さんには“いろいろお願いします。一緒に野球ができることを本当に喜んでいます”と言いました。一緒にやるのは心強い」。そして早速、三遊間コンビ熟成へのプランを明かした。

 「現在、稼頭央さんも東京にいるので、僕が東京に帰った時に一緒に練習できると思う。スケジュールが合えば一緒に練習して呼吸を合わせていきたい」

 松井稼は10月下旬から都内で自主トレ中。岩村も12月初旬に都内で自主トレを本格的に始める予定で、そこで合同トレを行う方向だ。02年の日米野球以来となる同一チームでのコンビに「あの時は周囲を見る余裕がなかった。その後も敵チームとして見ていることが多かったし、違った見え方が出てくると思う」とその効果を説明した。来年2月のキャンプインを前に2人が共通理解を確認し、同じ方向性を見いだすことで「チームでやっていく」というナイン全体の団結にもつながる。大リーグで同じ内野手として活躍してきた2人だからこそ、分かり合える感覚もある。

 今季はともに結果を残せず、米球界では不遇なシーズンを送った。パイレーツ・岩村が開幕から不振にあえいだ4月下旬、アストロズの松井稼と試合で再会。松井稼も出場機会が激減していた時期だけに、巻き返しへの決意を確認しあったが、終わってみればともに戦力外となった。それだけに「巻き返しを図りたいと人一倍思っている2人」との思いも共通している。

 「早く楽天のユニホームを着たいし、日に日に気持ちが高まっている」と岩村。ともにワールドシリーズを経験している2人が12球団最強の三遊間形成へ、動きだした。

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2010年11月28日のニュース