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交流戦順位決定に国際基準「TQB」導入へ

 プロ野球の実行委員会が9日、東京・内幸町のコミッショナー事務局であり、セ・パ交流戦の順位決定方法で新たに国際基準を採用し、改定した。正式発表は後日、行われる。国際野球連盟(IBAF)の「TQB」という概念で、1イニング平均の得失点差、いわば「得失点率」を採用する。
 従来、同勝率で複数チームが並んだ場合は(1)勝数(2)前年度順位で順位を決定していたが、来季から(1)勝数(2)当該球団の直接対戦勝率(3)TQB(4)ER―TQB(5)チーム打率(6)前年度順位とした。
 問題は前年度順位。改定案を練った阪神の沼沢正二球団本部長は「その年の最強チームを争う試合で前年の成績が影響するのはおかしい。何か基準を…と検討し、IBAFの例に倣った」と説明した。同勝率、同勝数は頻出しており、今年もソフトバンク、ロッテ、楽天が同じ13勝10敗1分けで並び、前年度順位で3―5位を決めた。
 「国際化」を課題とするプロ野球は来年度から大リーグやIBAFに倣い「飛ばないボール」を採用。新概念「TQB」もその一環と言える。
 レギュラーシーズンの順位決定でも「前年度順位」が上位にあり、今後セ・パ各リーグで、優勝決定戦としてのプレーオフ復活など、検討を重ねる。

 ▽TQB トータル・クオリティー・バランスの略。国際野球連盟(IBAF)が昨年からそれまでの失点率に替えて採用した概念で、ワールドカップ(W杯)やインターコンチネンタルカップ(IC杯)など国際大会1次リーグで同勝率となった際、順位を定める基準とした。「得失点差率」とでも呼ぶべき指標。1イニング平均得点から1イニング平均失点を減じた数値で小数点第3位まで割り出す。「TQB」が同数の場合はさらに「ER―TQB」として、自責点・被自責点を用い、いわば「実得失点差率」で優劣を定める。

 ◆その他の審議・決議事項 (1)2軍交流戦を来年5月に宮崎で開催することを承認。イースタンから巨人、ヤクルト、西武、ウエスタンから阪神、広島、ソフトバンクが参加する(2)機構理事会で09年度決算を承認。修正予算で2億100万円が見込まれた赤字は経費削減などで6000万円に圧縮されたが、4年連続の赤字決算となった(3)セ・リーグ理事会で今年導入された本塁打のビデオ判定を総括(セは18件)し、来季継続を確認。また、クライマックスシリーズ・ファーストステージの試合増、日程なども検討。

[ 2010年11月10日 06:00 ]

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