日本一で区切り…西岡、メジャー移籍申し入れへ

[ 2010年11月10日 06:00 ]

名古屋から帰京した際、ホームで物思いにふけるロッテの西岡

 今オフにポスティング・システム(入札制度)を利用しての大リーグ移籍を決断していたロッテ・西岡剛内野手(26)が、10日に球団へその意向を申し入れる。日本シリーズで中日を下して日本一に輝いた西岡は「今年は主将としてチームの勝利のことだけを考えてきた。最終的に日本一という結果を残せて、自分の中でひと区切りがついた。今度は子供の頃からの夢を追いかけたい」と強い決意を語った。

 西岡は今季、パ・リーグではオリックス時代のイチロー(マリナーズ)以来2人目のシーズン200安打を達成。206安打、打率・346で最多安打と首位打者のタイトルを獲得した。日本シリーズなども含め全試合にフルイニング出場し、チームを日本一に導いた。西岡は海外FA権を取得するのは早くても2013年。FAでの米移籍となれば、年齢は30歳になる。野手という立場からも、日本一という大目標を達成したことで、正式に球団にメジャー挑戦を申し入れる。
 石川運営球団本部長は「彼の気持ちは重々承知している。誠意を持って対応したい」と語った。また米スポーツ専門局ESPNは8日(日本時間9日)同サイトの電子版で西岡が今週中にポスティング・システムの申請を行うと報じた。

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2010年11月10日のニュース