ソフトB1軍打撃コーチに「満塁男」藤井氏招へい

[ 2010年10月23日 06:00 ]

 ソフトバンクが来季の1軍打撃コーチに、オリックス編成部スカウトの藤井康雄氏(48)を招へいすることが22日、分かった。

 チームは39歳の主将・小久保、12月に37歳になる松中らベテランに続く若手野手、特に和製大砲育成が急務で、現役時代に「満塁男」と呼ばれる勝負強い打撃を誇った藤井氏に白羽の矢を立てた。

 藤井氏は86年ドラフト4位で阪急(現オリックス)に入団。門田、ブーマーらとのブルーサンダー打線の一角として「ミスター・ブルーウェーブ」と呼ばれ、王(巨人)の15本に次ぐ歴代2位の14本の満塁本塁打を放った。02年の現役引退後は2軍コーチなどを務め、昨年はT―岡田を2軍で指導。今季33本塁打でタイトルを獲得した大砲の基礎をつくり上げた。今季はスカウトを務めていたが、球団はその指導力を高く評価。調査を進め、今回の招へいに至った。第2のT―岡田育成へ、その手腕に期待が集まる。

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2010年10月23日のニュース