2度目のヤンキースタジアム 松井秀17試合ぶりの一撃

[ 2010年7月21日 10:50 ]

ヤンキース戦の7回、右越えに2ランを放つエンゼルス・松井秀

 【エンゼルス10―2ヤンキース】松井秀はエンゼルス移籍後2度目のヤンキースタジアムでのシリーズでも、変わらぬ人気だった。ワールドシリーズ優勝リング授与式があった前回同様、第1打席に向かう際には多くのファンが立ち上がって拍手した。

 バットからは久々に快音が聞かれた。7回2死一塁、甘く入った変化球を逃さず、右翼席へ打ち込んだ。6月26日以来、17試合ぶりとなる11号。それまでは3回の好機で投ゴロ併殺打に倒れるなど寂しい内容だっただけに、価値ある一打だ。
 移動日だった前日はチームより一足先にニューヨークの自宅に戻った。「ゆっくりはできないね。1日だけじゃね」と言いながらもリラックスした表情。「前回よりは普段通りできるんじゃないかな」と話していた。
 打率は2割5分前後で、ソーシア監督は「打点はほぼ期待通りだが、打率が期待したより低いね」。指揮官はかばったが、打点も7月に入って19日まではわずか1だった。古巣との顔合わせで出た久々の一発を、流れを変えるきっかけにできるか。(共同)

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2010年7月21日のニュース