山井、04年以来の完封 指揮官も「百点満点」

[ 2010年7月16日 22:24 ]

広島に完封勝ちを収め、2ランを放った和田(左)と握手を交わす中日・山井

 【中日4―0広島】試合後、中日の落合監督は開口一番、「きょうは山井。投げっぷりといい、バランスといい、百点満点」。この言葉がすべてだ。山井が2004年9月12日以来、プロ2度目の完封勝利を挙げた。そのときの相手も広島。チームの連敗を止めた右腕は「何とかしたかった。初完封もカープ戦。相性が良かったのかな」とさわやかな笑顔を浮かべた。

 序盤はやや球が高かったが、徐々に修正した。低めに集めながら内外を丁寧に突き、打たせて取る投球で広島打線を5安打に抑えた。
 開幕時には先発ローテーション入りしていたが、不調により2軍での調整を強いられた。「1度2軍に落ちて指導を受け、フォームに悩むことがなく気持ち良く投げられるようになった」という。チェン、吉見に続く先発の柱が必要なチームで、先発枠に復帰した6月以降は安定した投球を見せている。
 指揮官は「このまま続けてくれれば、なんぼでも勝てる」と称賛した。プロ9年目の32歳。「最近はいい感じで投げられている。自分のフォームをしっかりして投げていきたい」と胸を張った。

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2010年7月16日のニュース