ブラゼル&マートン 一発と巧打でチームけん引

[ 2010年5月9日 19:43 ]

お立ち台で笑顔を見せる決勝打を放った阪神・マートン(左)と2本塁打のブラゼル

 【阪神4―3広島】本当に頼りになる助っ人たちだ。阪神のブラゼルとマートン。豪快な一発と巧打で、今のリーグで最も安定していると言ってもいい前田健を沈めた。

 まずブラゼル。二回に外角の直球を左翼席に運ぶ先制の10号ソロ。「若い投手が投げているので先制できて良かった」。四回にはファウルで粘って9球目の速球を思い切り引っ張り、右翼席に放り込んだ。
 2―2の七回にはブラゼルがフェンス直撃の安打で足掛かりをつくると、2死一、二塁から今度はマートンが外角の直球を流し打ち。右中間を破る二塁打で勝ち越しの2走者を迎え入れた。「1、2打席目に凡退して何かを変えたのではなく、自分のやるべきことを最大限にやるために一球一球修正している」とこともなげだ。
 マートンはチームトップの打率3割6分5厘、ブラゼルも打率3割を超え、リーグ3位の11本塁打でチームを引っ張る。母の日にグラウンドで勇姿を見せたリードオフマンと「恐怖の6番打者」は、「ハッピーマザーズデー」とお立ち台でにこやかに妻や母親にメッセージを送った。

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2010年5月9日のニュース