大家 12年ぶりに古巣・横浜に復帰

[ 2010年4月7日 06:00 ]

横浜時代の大家、12年ぶりに横浜に戻ってくることに

 横浜が元インディアンスの大家友和投手(34)と入団合意したことが6日、分かった。7日にも正式発表される。同投手にとっては98年以来、12年ぶりの古巣復帰となる。

 急務だった先発投手陣の再建は、野茂英雄に次ぐ日本人歴代2位の大リーグ通算51勝を誇る右腕に託されることになった。
 尾花新監督を迎えた今季、先発の柱としてロッテからトレードで清水を獲得。だが、開幕投手に内定していた三浦が調整遅れで2軍スタートとなり、左腕エースのランドルフもここまで2戦2敗。また、ストッパー候補として獲得した新外国人ブーチェックが戦力とならず、先発転向予定だった山口を再び抑えに戻すなど、先発投手の駒不足が深刻な状況になっていた。開幕から10試合でチーム防御率はリーグ5位の4・94と苦戦が続いている。

 そこで球団では緊急補強を決断。白羽の矢を立てたのが94~98年に横浜に在籍した大家だった。大家はメジャー通算51勝、1000投球回の実績を誇るが、度重なる右肩の故障にも悩まされ、昨年にインディアンスからFA(フリーエージェント)となった。3月にはメキシコ・リーグのキンタナローと契約を結んだが、外国人枠の問題でわずか1週間で自由契約となっていた。所属先が再びなくなったことで、メジャー復帰を第1希望としながら大家自身も「肩の調子はいいし、いい球が行っている。(日本球界復帰も)条件次第」と語っていた。

 日米で16年間プレーした経験豊富な右腕の加入は、2年連続最下位からの脱出を目指す横浜を大きく変革しそうだ。

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2010年4月7日のニュース