甲子園のファンも木村コーチの冥福祈る

[ 2010年4月7日 18:59 ]

 試合直前、選手とファンが冥福を祈り、球場は静寂に包まれた。7日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた巨人―阪神戦。集まったファンからは巨人のコーチ木村拓也さん(37)の早すぎる死を惜しむ声が上がった。

 木村さんの現役時代の背番号「0」のユニホームを手にした埼玉県東松山市の会社員川崎翔さん(26)は「倒れて以来、頑張れという思いで持っていたのに」と言葉少な。今日はユニホームを着て仲間と応援するという。

 阪神ファンの兵庫県加古川市に住む自営業前田達哉さん(36)は「とても複雑な心境。つらいだろうけど選手には木村さんの分まで一生懸命プレーしてほしい」と話した。
 肩に喪章をつけた選手とファンらは試合開始前、約1分間の黙とうをささげた。

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2010年4月7日のニュース