強風に負けず…内海は開幕２連勝

＜横・巨＞力投する巨人先発・内海

　【巨人１２―２横浜】強風にも負けず巨人の左腕エースの内海が８回を２失点にまとめて開幕連勝を飾った。

　「横浜スタジアムでこんな強い風は初めて。阿部さんも“左打者への内角が風で（中へ）入ってくる”と言ってた」という中で粘りの投球を展開。９安打され、５度も先頭打者の出塁を許しながら１１９球で試合をつくった。「相手も同じ条件。大量点が逆にプレッシャーになったけど、フォームのバランスがよく、疲れてもフォームで投げられた」。昨季、フォームが固まらずに球の切れを欠いて苦しんだのを反省。キャンプからフォームを固めて投げ込んだ成果を見せ、斎藤投手コーチも「風の影響を感じさせないのはさすが」と絶賛していた。

　＜長野は初打点＞ルーキー長野が途中出場でプロ初打点をマークした。死球の亀井に代わって５回の守備から出場。７回こそ空振り三振に倒れたが、８回２死一、三塁で初の長打となる左翼線二塁打を放った。大量リードの場面だっただけに「次は競ったところで打ちたい。ファウルになったけど、ボール球に手を出してしまったので反省してます」と浮かれた様子はみじんもなかった。