つめはがして「ダメ」でも…一二三、堂々の完投

[ 2009年11月17日 06:00 ]

9回を被安打4、7奪三振の力投をみせた東海大相模・一二三

 【明治神宮・高校準々決勝 東海大相模5―2高岡商】東海大相模のエース・一二三(ひふみ)が4安打2失点で完投。「つめの影響もあって直球がダメだったけど、悪いなりに投げることができた」。

 今秋の神奈川大会中に打席で右手人さし指に投球が当たりつめをはがした。回復具合はまだ半分程度で、最速149キロの直球は145キロ止まりだったが、9回は3者連続三振できっちり締めた。昨年、巨人にドラフト1位で入団した先輩の大田には、関東大会優勝後に電話をかけ「大田さんの行けなかった甲子園(センバツ)に行きます」と報告。17日の準決勝で強豪・帝京戦に臨む来秋ドラフト候補は「どれだけ通用するか試したい」と対戦を心待ちにしていた。

 ▼高岡商・宮袋監督 初回は先発の新堂が相手に名前負けしていた。4、5回の好機に攻めきれなかったのが痛かった。投手陣を鍛え直したい。

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2009年11月17日のニュース