高橋尚がFA宣言、大リーグ挑戦「松井秀と対戦したい」

[ 2009年11月17日 11:40 ]

フリーエージェントの権利を行使し、米大リーグへの挑戦を表明した巨人の高橋尚成投手

どうせ一度の野球人生…高橋尚“あこがれ”貫き通す

 巨人の高橋尚成投手(34)が17日、フリーエージェント(FA)の権利を行使し、米大リーグに挑戦する意向を明らかにした。東京都内の球団事務所で清武英利球団代表らと会い、FAの申請書類を提出した。
 高橋尚は晴れ晴れとした表情で「10年間、お世話になったチームを去るのは残念。でも1度しかない人生。もう一度、新人に帰ったつもりでやりたい」と再出発への意欲を語った。大リーグには3年前からあこがれを抱き、巨人の同僚だった02年オフの松井秀(ヤンキース)や昨オフの上原(オリオールズ)のFA移籍で意識が強くなったという。「対戦したい打者?やっぱり松井さん」と笑顔。当面は渡米予定はなく、米球団との交渉は今後に正式契約を結ぶ代理人に任せる方針。12月は川崎市のジャイアンツ球場などで自主トレを行う。
 高橋尚は駒大、東芝をへてドラフト1位で2000年に巨人入り。主に先発で活躍し、14勝した07年に最優秀防御率のタイトルを獲得した。今季は10勝6敗で通算成績は245試合、79勝66敗15セーブ、防御率3・70。

 ▼高橋尚の話 大リーグ挑戦を決意したのは3日前。上原が米国で野球をしているのを見て、あこがれが強くなった。自信がなかったら、こんな選択はしない。必要としてくれるところに行きたい。先発で使ってくれたら最高だと思う。

 ▼巨人・清武球団代表の話 電話を含めて5回話し合い、残留を要請してきた。(後輩に)直言できる選手には残ってもらいたかった。彼が迷いに迷って決めたことを尊重したい。

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2009年11月17日のニュース