明豊が8強入り 3季連続の甲子園へ前進

[ 2009年10月24日 19:37 ]

 高校野球の秋季九州大会(第125回九州大会)は24日、宮崎市のサンマリンスタジアム宮崎などで開幕して1回戦3試合と2回戦1試合を行い、3季連続の甲子園出場を狙う明豊(大分)が準々決勝に進み、宮崎商(宮崎)福岡工大城東(福岡)鹿児島城西(鹿児島)は2回戦に進出した。明豊は2回戦で城北(熊本)に1―0で競り勝った。1回戦では宮崎商が大分(大分)を12―2で、福岡工大城東は7―0で伊万里商(佐賀)にそれぞれコールドゲーム勝ちした。鹿児島城西は3―1で宮崎日大(宮崎)を振り切った。25日は雨のため順延された興南(沖縄)―東海大五(福岡)など2回戦7試合を行い、8強が出そろう。

 <鹿児島城西 大迫が2打点の活躍>鹿児島城西で光ったのは2打点の大迫だった。1点を追う六回は同点スクイズを決め、1―1の八回2死一、三塁でも勝ち越しの右前打を放った。八回の守りでも好守備が光った左翼手は「県大会であまり打てなかったので気持ちで打った」と威勢よく話した。
 同校はサッカーが強く、昨年度の全国高校選手権はFW大迫(現J1鹿島)らの活躍で準優勝。八牧監督は「サッカー部に続きたい」と言葉に力を込めた。

 <福岡工大城東 4番中谷が4打点>福岡工大城東の4番中谷が2安打4打点の活躍でコールドゲーム勝ちに貢献した。
 第1打席はカーブを空振り三振。試合はその後、二回終了時点で雨のため1時間中断。184センチ、80キロの大型捕手は再開後の三回にカーブを2点左前打、八回もカーブにタイミングを合わせ、左越えに豪快な2ランを打ち込んだ。
 「中断が終わった後は思い切りいこうと気持ちを切り替えた。1打席目からカーブ続きだったので狙っていた」。してやったりの表情だった。

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2009年10月24日のニュース