ロッキーズ奇跡再び!リーグVへ快進撃

[ 2009年10月3日 06:00 ]

ブルワーズを下してプレーオフ進出を決め、喜ぶヘルトン(右)らロッキーズの選手たち

 【ロッキーズ9-2ブルワーズ】奇跡が再び起きようとしている。ロッキーズがブルワーズに快勝して2年ぶりのプレーオフ進出を決めた。最低でもワイルドカード(最高勝率2位球団)を確保したものだがファンの期待はその先にある。「LA(ドジャース)を倒せ!LAを倒せ!」。祝福の花火が打ち上げられる中、スタンドからは球団創設17年目で初のリーグ優勝を求める大合唱が起こった。

 2日(日本時間3日)から2ゲーム差の首位ド軍と直接対決3連戦。3連勝で逆転優勝が転がり込んでくる。6月上旬、成績不振でハードル前監督が解任された時は18勝28敗の最下位。首位ドジャースに最大15・5ゲーム差をつけられたが、現役時代に大洋(現横浜)で活躍したトレーシー監督が就任して大変身。6月4日から17勝1敗の快進撃で息を吹き返した。

 松井稼が在籍した07年はシーズン終盤からリーグ優勝決定シリーズまで、21勝1敗の歴史的快進撃でワールドシリーズに進出。“コロラドの奇跡”と呼ばれた。今回3連勝なら1914年、ボストン・ブレーブスの15ゲームを上回る史上最大の大逆転劇となる。

 「上がりたい階段がもう少しある」とオダウドGMが話せば、シャンパンまみれになった主砲ヘルトンは「お祝いは今だけ。誰もがあすのことを考えている」。誰もが奇跡を信じている。

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2009年10月3日のニュース