金子誠が2本塁打!日本ハム11点圧勝

[ 2009年10月3日 19:49 ]

 【日本ハム11-1ロッテ】「恐怖の9番」が、ようやく息を吹き返した。9月の不振がうそのように、力強い打球が2度も、本拠地のファンで埋まる左中間席へ飛び込んだ。日本ハムの金子誠が7月12日以来、今季2度目の1試合2本塁打。プロ入り初の5打点で、チームを勢いづかせた。

 これで今季は13本塁打に62打点。6試合を残し、プロ16年目でいずれもシーズンの自己最多を更新した。「2割台でも勝負どころで打てば怖い存在になる。数字のためにやっているわけじゃない」と、さらりと言ってのけるあたりが心憎い。“守備の人”は過去の話だ。

 慢性的な股関節痛を抱えながらも、今季は5月上旬まで打率4割をキープ。しかし、9月には疲労に腰の痛みも加わり、一時は打率も3割を割り込んだ。金子誠の不調に呼応して、打線全体が停滞していた。

 「10月に入って、これからは開き直りが重要。足元を見つめて戦わないと。(結果は)神のみぞ知る、だね」。優勝マジックは「3」。あとは、突っ走るだけ。リーグ制覇へ向けて最終コーナーをまわったチームに、33歳のベテランが最後のむちを入れた。

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2009年10月3日のニュース