賢介 延長サヨナラ打!2位と今季最大5差

[ 2009年8月12日 06:00 ]

<日・オ>12回1死二塁、サヨナラ打を放ち、チームメートと抱き合う田中賢介

 【日本ハム4―3オリックス】3―3で迎えた延長12回、日本ハムに残された最後の攻撃は1死二塁。「意地でも勝ちたかったので気持ちが入っていた」。田中は鋭い打球が右翼線に飛ぶと、一塁へ到達する前に勝利を確信し、右拳を握った。

 この日の試合前。OBデーの一環で始球式のために訪れていた日本ハム初代監督の中西太氏からフリー打撃中にタイミングの取り方を指導された。最近は1番打者として出塁を意識するあまり、“当て逃げ”のように体が前に流れる悪癖も目立っていたが、同氏から右翼方向へも強い打球を飛ばすためにあらためてフルスイングの重要性を説かれた。「アドバイスをもらって、その通りしっかり引っ張ることができた」と、この日3本目の安打がサヨナラ打となり感謝感激だ。
 今季5度目のサヨナラ勝利で、2位・ソフトバンクとは今季最大の5ゲーム差に広がった。「最後まであきらめない姿勢がこういう結果になった。それにしても神懸かってる。乗ってますね」と田中。土壇場での強さがあるからこそ、首位を独走できる。

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2009年8月12日のニュース