連敗のソフトバンク 勝負どころでミス連発

[ 2009年8月12日 21:39 ]

 【ソフトバンク1-5楽天】ソフトバンクは攻守で流れを引き込めず、楽天に手痛い2連敗を喫した。

 一回の攻撃だった。2死満塁から多村の遊ゴロで一塁走者小久保が二封。送球より小久保の足が先に達したようにも見えたが、判定は変わらず。「始まってすぐこれでは流れが変わる」と猛抗議した秋山監督の不安が的中。その後は主導権を握ることができなかった。
 要所で守備が乱れた。三回2死一塁では渡辺直の二塁打の処理を中堅手の長谷川がもたつき、先取点を献上。失策にならなかったが、長谷川は「球を握り直そうとして落とした」と悔やんだ。
 1―2の六回無死一、二塁でも守りでミスが重なった。大隣が暴投し、三ゴロ野選の後、右翼への飛球をオーティズが後逸するミス(記録は犠飛と失策)が続き、この回はわずか1安打で2点を失った。
 ソフトバンクの失策数はこの日終了時点でパ・リーグ最多タイの51。今季途中で加入したオーティズは不慣れな外野守備の影響もあり、チーム最多となる7個目のエラーを記録。打線がここ2試合でわずか1点と低調なだけに、守備で踏ん張れなければ首位日本ハムの背中は遠くなる。

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2009年8月12日のニュース