マー君 文句なしの月間MVP初受賞

[ 2009年5月9日 06:00 ]

<ロ・楽>月間MVPに輝き会見に臨む田中将大

 セ、パ両リーグは8日、4月の月間最優秀選手(月間MVP)賞を発表、セは阪神・金本知憲外野手(41)と横浜・山口俊投手(21)、パは楽天・田中将大投手(20)と日本ハム・金子誠内野手(33)が選ばれた。金本は2度の3打席連続本塁打やサヨナラ安打を記録するなど活躍。打率・379、8本塁打、30打点で昨年6月以来4度目の受賞。山口、田中、金子誠はそれぞれ初受賞となった。また両リーグは4月のJA全農Go・Go賞(好走塁賞)として、ヤクルト・福地寿樹外野手(33)、楽天・内村賢介内野手(23)を選んだと発表した。

 3年目の楽天・田中は文句なしの初受賞だった。4試合で2完封を含む4試合連続完投勝利。防御率0・50と文句のない数字で、球団投手では昨年6月の岩隈に次ぐ2人目の受賞に「ありがたいことです。WBCで早く仕上げたこともあるし、そこでの経験も大きかった」と喜びを語った。受賞の報に野村監督も「当たり前というかふさわしい受賞だな」と称えた。
 ただ、現在は右肩の張りで出場選手登録を外れている。この日はロッテ戦(千葉マリン)の試合前に故障後初めてブルペン入り。登板が濃厚な13日の日本ハム戦(Kスタ宮城)に向けて順調な調整を続けているが「前半戦だけにならずこういう成績を残せたら本物。チームに早く戦力として戻れるように早く治したい」と復帰を見据えた。

 ≪山口 中継ぎでは8年ぶりの受賞≫横浜・山口は4年目で初受賞。開幕から中継ぎで10試合2勝0敗、防御率0・64と抜群の安定感が評価された。先発や抑えでない投手の受賞は01年7月の木塚(横浜)以来と珍しいが「びっくり。これをステップにしてさらに頑張りたい」と話した。今月からは抑えに転向。前日の巨人戦で小笠原に逆転3ランを許したが「いろんな選手に声をかけてもらって切り替えはできた」と前を向いた。

 ▼阪神・金本 思っていた以上に結果を残せた。自己採点?90点ぐらい。チームに迷惑を掛けたくない気持ちが強くて、その結果、集中力が出た。

 ▼日本ハム・金子誠(リーグトップの打率・423。16年目で初受賞。リーグでは92年5月の日本ハム・金石の14年目を更新)縁のない賞だと思っていたので、いい思い出ができた。足元を見つめて謙虚にやるだけ。

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2009年5月9日のニュース