【キャンプレポート】ソフトB新助っ人、師匠は桑田氏

[ 2009年2月6日 07:41 ]

 日の丸はちまきを付けての来日や、特技のファイアナイフダンスなど、話題先行型だった新助っ人がついにベールを脱いだ。ソフトバンクの新外国人クリス・アギーラ外野手(29)が5日、宮崎・アイビースタジアムで入団会見。会見後にはフリー打撃を行い、41スイング中8本のサク越えを放った。

 1月に長女マヤバちゃんが誕生して来日が遅れ、この日は5日ぶりの打撃練習。しかし、ブランクを全く感じさせないスイングでセンターを中心に鋭い打球を連発した。公式発表は身長1メートル80、体重90キロだが、どう見ても1メートル75前後。そんな“ゲタ”が必要ないほどのパワーに「小さい体だが力の伝え方がうまい。成功するタイプ?そうだね」と秋山監督をうならせた。
 日本プロ野球の“師匠”がいる。07年にパイレーツ傘下の3Aインディアナポリスでロッカーが隣り合わせだった元巨人の桑田氏だ。「練習に取り組む姿勢も素晴らしい。真のプロフェッショナルだと思っている」と敬意を払う。日本国民の野球への情熱からメジャーと違う変化球主体の野球まで、あらゆることを学んだ経験が“ぶっつけ”フリー打撃でも生きていた。
 「(日本で)プレーしていることを知ってもらいたい。桑田さんにまた、会って話がしたい」。最下位からの浮上を狙う新生ホークスの救世主になり“師匠”との再会を実現させる。

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2009年2月6日のニュース