【キャンプレポート】WBCコーチ陣虎左腕に「くぎ付け」

[ 2009年2月6日 07:39 ]

 阪神の岩田稔投手(25)が5日、視察のため沖縄・宜野座球場を訪れたWBC日本代表の山田、与田両投手コーチの前で熱のこもった投球を披露した。

 捕手の狩野を座らせ、速球にカーブ、スライダー、フォーク、ツーシームなど変化球を交えて今キャンプ最多100球の熱投。「(視察は)知らなかった。ビックリしまいた。(投球練習は)緊張しました。見られていたのでアピールしようと思いました」と振り返った。
 与田投手コーチは外国人投手に多い、独特の動く速球を高く評価した。
 「真っすぐを投げても、すごく変化していたね。予測がつかないところに曲がる。捕手も取りにくそうだった。大きな大会でも十分に使える」
 縫い目の山が低く、滑りやすい特性のWBC球を巧みに操った。真っすぐは打者の手元で微妙に変化。またツーシームは不規則に変化した。途中まで球を受けた横川ブルペン捕手が6球も取りこぼすほどだった。間近で投球を見守った山田投手コーチも絶賛した。
 「目立ちましたね。くぎ付けになりました。今後が楽しみ。今日で安心したし、やってくれると思った。心配はない」
 3日のシート打撃登板でもバット3本をへし折った。ペースは日ごとに上がっている。今月25日には最終メンバー28人は25日に発表されるが、この日で岩田の株が上がったことは間違いない。

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2009年2月6日のニュース