【キャンプレポート】内川 恵方巻に願いを…

[ 2009年2月6日 09:37 ]

 横浜・内川がフリー打撃で山口と対戦。フリー打撃で投手から打つのは今キャンプ初だったが、17スイングで安打性の当たりが10本と快音を連発した。山口が「7、8割の力で投げたけどすごいですね。味方でよかった」と苦笑いを浮かべる猛打に、内川も「いい当たりが出ていたので良かったと思う。初めてにしては球の見極めができたと思う」と手応えを口にした。

 安打性10本のうち、引っ張った打球は三遊間を抜けた1本のみ。残りすべては中堅から右方向へ打ち返した。自分の持ち味は心得ている。キャンプ中に村田にアドバイスを求めたのも「どういう考えで飛ばしているかを知りたかった。本塁打を求めて打撃を崩したくない」と飛距離アップではなく、自分の打撃スタイルを見つめ直すのが真意だった。
 この日は練習を午後4時過ぎに一時中断し、節分の日に関西を中心に食べられる「恵方巻」を村田とほおばった。願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじりするとかなうと言われる行事に「病気やケガしないようにお願いしました。今までケガでチャンスを逃していたので」と語り、再び無人の室内練習場でフリー打撃を再開した。
 WBC代表入りは当落線上だが「やれることをやるだけですよ」とキッパリ。外野戦争で生き残りを目指す“ハマの安打製造器”に不安はない。

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2009年2月6日のニュース