JFE西日本 初白星の勢いで一気に8強

[ 2008年9月6日 06:00 ]

 【都市対抗 JFE西日本5―2三菱重工神戸】JFE西日本は1回戦で西濃運輸相手に大会初勝利を挙げた勢いで一気に8強入り。4投手の継投でしのいだ一戦を古毛堂(こもどう)監督は「9回を投手陣みんなで抑えるのが目標です」と満足げだ。攻守で貢献したのが6年目の女房役・谷だ。守っては制球に苦しんだ先発のプロ注目右腕・陶山(すやま)を「力むな。どんどん打たせていこう」と励ますなど4投手を好リード。打席でも3安打2打点。3回には左越えに同点二塁打を放ち「つなぐことだけ考えていました。いつもやっていることが結果に結びついて良かった」と笑みをこぼした。

 中国勢の8強入りは02年、前身の一つでもあるNKK以来6年ぶり。同チーム出身の指揮官は「過去のことは考えていない。今はJFEの伝統をつくっていくことだけです」と意気込んだ。

 <三菱重工神戸 投手陣11四死球の自滅…>三菱重工神戸は玉峰、湯浅、山本の3投手で計11四死球の自滅。3回2/3を4四死球3失点KOの青学大からのルーキー玉峰は「制球は悪くはなかったけれど…」とうなだれた。兵庫予選ではツーシームを武器に13回を無失点だったが、その変化球を狙われた。大舞台のマウンドを振り返り「ヒットはファウルに、ファウルは空振りにできるようにしたい」と成長を誓った。

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2008年9月6日のニュース