福川2発で援護!由規 プロ初勝利

[ 2008年9月6日 19:37 ]

巨人戦でプロ初勝利を挙げ、高田監督(左)と笑顔で握手を交わすヤクルト・由規

 【ヤ7―4巨】ヤクルトは登板2試合目のルーキー由規が6回2安打3失点でプロ初勝利を挙げた。打線は3―3とされた直後の6回2死一、二塁で福川がこの日2本目の本塁打を放って勝ち越した。福川は5打点の活躍。巨人は連勝が3で止まった。

 注目の速球右腕が、2度目の登板でプロ初勝利を挙げた。ヤクルトのルーキー由規が、巨人打線相手に6回を2安打3失点で8奪三振。「開き直って挑戦者という気持ちだった。これからも勝ち星を積み重ねていきたい」と由規。封印していたトレードマークの涙を浮かべた。

 ちょうど1週間前。2回途中6失点したデビュー戦とは、見違えるような滑り出し。スライダーが切れ、真っすぐも低めに決まった。4回までパーフェクトに抑え、真っすぐは155キロをマーク。強力打線相手に内角攻めを恐れず「18歳とは思えない。先輩たちも見習わないと」とリードした福川も舌を巻いた。5、6回と失点し、3―3と追い付かれたが、その裏、味方が勝ち越して勝利投手の権利を得た。

 前回登板した試合が、今季最多の5連勝の始まりとなった。この日も打線に助けられたとはいえ、チームの巨人戦の連敗を8で止める原動力に。ラッキーボーイの誕生に「何かあるんじゃない。これからも思い切って使いたい」と高田監督の声も弾んだ。

 ▼ロッテ・唐川侑己投手の話 巨人相手に初勝利なんてすごい。僕はボコボコに打たれましたから。これを刺激に1日でも早く1軍復帰したい。

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2008年9月6日のニュース