追いつかれそう…阪神4度目のマジック消滅

[ 2008年9月6日 06:00 ]

<広・神>1回、赤星はけん制で誘い出されアウトとなる

 【阪神3―6広島】今季ワーストタイの5連敗で、阪神の優勝へのマジックがまた消滅した。最大13ゲームあった2位との差は3・5。巨人の足音が少しずつ近づいてきた。この日も打てなかった。

 「先制点は取ったけど2回からノーヒットやろう。攻め方が変わってるんやろうけど、そんなん自分で分かってるわけやから」と岡田監督。2軍戦で相手先発の篠田と対戦が多いことから打率1割台の桜井が3番。指揮官の苦悩がうかがえた。初回に赤星から5者連続安打で2点を先制したが、それ以降は7回まで無安打に終わった。
 先制しても、先発がリードを守れない。初回に下柳が4連打を浴びて2失点。無死二、三塁から関本の失策でさらに2失点。簡単に勝ち越しを許した。4勝1敗と好相性だった広島に、4回5失点で降板したベテラン左腕は「いつもと一緒や。オレが悪い。オレが悪いだけや。切り替える?今まで通り、やるだけよ」と話した。
 攻守ともに、淡泊な試合が続く阪神。「相手より自分のところよ」と岡田監督。しかし、現状を抜け出すきっかけが、なかなか見つからない。

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2008年9月6日のニュース