福留、豪快空振り!狙ったのは本塁打

[ 2008年7月16日 11:02 ]

オールスター戦3回の初打席、一ゴロに倒れたカブス・福留

 約300万票の支持で出場した晴れ舞台で、打順は8番。多くは立てないであろう打席で、福留が狙ったのは本塁打だった。2打席とも、初球は豪快な空振り。「初球を狙っていたけど、そんなに甘くはなかった」。悔いのない笑顔で、球宴デビューを振り返った。

 緊張しないはずが、「全体的にフワフワしていた」と、地に足がつかない思いをしたという。試合前の選手紹介では、殿堂入りしたかつての名選手が各守備位置に立った。中堅で福留を迎えたのは、ウィリー・メイズ。「肩を並べて、すごい舞台だと思った」。華やかさは、自分が想像していた以上だった。
 狙った本塁打は出ず、結果は一ゴロと空振り三振。5回裏の守備から途中交代した。だが、ロッカーに引き揚げてきた福留の表情は紅潮したまま。さわやかな笑みを浮かべ「楽しかった。間違いなく思い出に残る」と話した。
 初の球宴を終え、福留の思いはもう来年に向かっている。「もう一度来たい。次は初安打も打ちたいし、何か違ったことをしてみたい」。ファンを魅了する方法に、もう頭をめぐらせていた。(共同)

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2008年7月16日のニュース