初年度助っ人初 ルイス10勝一番乗り

[ 2008年6月16日 06:00 ]

<西武・広島>リーグ1番乗りの10勝目をあげた広島・ルイスは両手を広げて「10勝」のポーズ

 【広島4―2西武】球団史上最強助っ人投手と言っても過言ではないかもしれない。広島のルイスがこの日もやってくれた。強打の西武打線を相手に7回2失点。リーグ10勝一番乗りを果たした。

 「率直にうれしい。残塁が多かったが、点が入るのは時間の問題と思っていた。切り替えたよ」
 得意のスライダーの制球がよくないと感じるや、直球主体に切り替えて制球を重視した。3、4回に失点して同点に追いつかれたが、粘り強く99球を投げ抜いた。交流戦無傷の5連勝。セ・リーグで10勝一番乗りの外国人投手は65年バッキー(阪神)、02年ホッジス(ヤクルト)に次いで3人目だが来日1年目ではルイスが初の快挙だ。ブラウン監督も「使える球を試合中に見つけ、組み立てることができる」と頼れる右腕を絶賛した。
 父の日の快投。「広島でテレビを見ている息子と父にいいプレゼントができたよ」とルイス。5日に来日した父・ドンさん(61)、そして長男のケイドくん(1)に贈る最高のプレゼントとなった。チームは3連勝で借金2。交流戦は残り4試合で貯金2。5位タイは十分に優勝圏内だ。

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2008年6月16日のニュース