最低勝率マリナーズ 近く大幅人事刷新か

[ 2008年6月16日 14:49 ]

追い付かれたナショナルズ戦の7回、投手交代を見守るマリナーズのイチロー(右)とイバネス

 両リーグで最低勝率。マリナーズの地元ファンの不満が凝縮されたようなブーイングが球場全体を包んだ。

 8回、走者2人を置いてナショナルズの代打カーストの当たりは右翼ポール際へ。一瞬の間を置いて一塁審判が右手を回したが、右ポール付近の観客は一斉にファウルだと主張。その後も繰り返しファンの低いうなり声が続いた。
 結局、本塁打の判定が覆ることはなかった。イチローは中堅の位置からでは「分からなかった」と話す。城島は「あれはポールに当たった。際どくないですよ」とさばさば言った。
 この1打が仮にファウルだったとしても、試合を通じて押され気味だった。痛恨の1球と言えるほど、マリナーズにとっては惜しい試合展開ではなかった。
 ナ・リーグ東地区最下位に本拠地で3連敗。何をやってもうまくいかないチームに対し、地元ファンの不満は高まる一方だ。近いうちに大きな人事刷新が行われるのでは、と地元メディアの間でうわさされている。(共同)

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2008年6月16日のニュース