原監督怒った!巨人また走塁ミス

[ 2008年6月16日 06:00 ]

<楽天・巨人>ベンチで渋い表情の原監督(左)と伊原ヘッドコーチ

 【巨人0―3楽天】今季4度目の零敗を喫した巨人・原監督は珍しくコーチのミスを指摘した。「重盗?そう。(福王)コーチに怒った。コーチのボーンヘッド」

 3点を追う8回1死一、二塁。小笠原の2球目に二塁走者の鈴木尚が三盗を決めた。しかし一塁走者の木村拓は動かず、直後に小笠原の二ゴロ併殺で好機はつぶれた。
 鈴木尚にはベンチから「行けたら行っていい」というサインが出ていた。そのため二塁走者がスタートを切った際には自動的に一塁走者も走らなければならないが、前の走者を目で見て判断しなければならない。木村拓は「ついていけなかった僕が悪い」と反省したが、二塁走者がいつスタートを切るかは分からない。それだけに原監督は、一塁コーチの福王内野守備走塁コーチが木村拓にその準備を念押ししなかったことをしっ責した。同コーチは「スタートが切れなかったということ」と歯切れが悪かった。
 高橋由が腰痛から43日ぶりに先発復帰したが、打線は35イニングタイムリーなし。5月29日の楽天戦(東京ドーム)で野村監督に「ばっかじゃなかろかルンバ」と鼻歌を歌われる屈辱を味わった。この日も後味の悪さが残り、借金は再び2に増えた。

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2008年6月16日のニュース