永井が2度目の完封!山崎武が7号

[ 2008年4月23日 19:41 ]

1回、2ランを放った山崎武(7)を迎える楽天ベンチ

 【楽4―0ソ】楽天が永井の今季2度目の完封で勝率を5割に戻した。永井は7安打を許したが、フォークを武器にピンチで踏みとどまった。打線は1回に山崎武の2ランなどで3得点。6回に1点を加えた。ソフトバンクは好機で1本が出ず連敗。

 主導権を引き寄せる大きな一発だった。フェルナンデスの適時打で1点を先制した直後の1回2死二塁。楽天の山崎武が、豪快な7号2ランを左翼席に放り込んだ。

 仕留めたのは、甘く入った内角の速球。「内にくるなと思って、思い切っていった。いい打ち方ができた」という自画自賛の一打だった。通算304本塁打の池山打撃コーチを抜く305本目。あと1本で阪神の広沢打撃コーチに並び、歴代30傑に入る。

 今季は開幕から好調を維持している。昨季の2冠王に対しては、厳しい内角攻めが目立つが「内を見せて変化球、という誘いに乗らないように」と冷静に対応している。この日の4打席目の中前打で、打率は4割2厘になった。「プロに入って最高の出だし。しっかり持続したいね」。快活な主砲に引っ張られ、チームは勝率5割に復帰した。

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2008年4月23日のニュース