谷、坂本、木村拓3連打!巨人逆転勝ち

[ 2008年4月23日 18:43 ]

7回巨人2死一、二塁、代打木村拓が中越えに2点二塁打を放つ

 【巨6―2横】巨人は0―2の6回、小笠原の中前適時打で1点差。7回2死一、二塁からは谷、坂本、代打・木村拓の3連打で一気に4点を奪い、逆転した。西村健が2勝目。横浜は先制した2点を守れず、今季初の4連敗を喫した。

 1点を追う7回。2死から巨人打線が鮮やかにつながった。
 好投していた寺原が、2四死球と突然乱れて降板した。2死一、二塁で谷は、木塚の代わりばなをとらえて三遊間をこじ開け、坂本も左前打で続いて逆転に成功。さらに代打の木村拓の中越え二塁打で2点を加えた。

 このビッグイニングを生んだ伏線は、前の六回にあった。横浜に2点先取された直後、無死一塁でベンチが坂本に出したサインは送りバント。きっちりと役目を果たし、原監督の「何としても風穴をあけたかった」との意図に、中軸の小笠原が適時打で応えた。

 1点差と2点差では、7回の寺原に与えたプレッシャーは全く違っただろう。流れを完全に引き寄せた巨人打線は、七回に3本の適時打で畳み掛けた。途中出場の谷は同点適時打に「ストライクが来たら積極的に行こうと思っていた」と胸を張った。

 本塁打での得点が多い“重量打線”が、前夜に続きアーチではなく連打で快勝した。指揮官は「しぶとさが出てきた。チームとして動いてきた感じがする」と満足そうに手応えを口にした。

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2008年4月23日のニュース