YOSHIKI 安房の初戦観戦へ

[ 2008年3月20日 06:00 ]

グラウンドに出られないため、ベンチから練習を見守る華陵の女子部員・高松(右)

 第80回選抜高校野球大会(22日開幕)に出場する16校が19日、甲子園球場で練習を行った。慶応(神奈川)など4校はグラウンドを使ったが、21世紀枠で初出場の安房(千葉)など残る12校は雨のため、室内練習場で調整。この日で出場全36校が甲子園練習を終え、21日は開会式のリハーサルが行われる。

 千葉・安房卒業生で元X―JAPANリーダーのYOSHIKIが22日の初戦(対城北)をスタンドで観戦する意向を示した。多忙なスケジュールを調整して甲子園に駆けつける予定。千葉を出発した16日朝にはナインへ激励メッセージを寄せた。青木校長を通じて伝えられた岩沢主将は「“頑張るように”と届いたと聞きました」と感激の様子だった。この日の甲子園練習は、あいにくの雨で室内に場所を移して行われたが、練習前にはあえて約1時間30分もバスの中で待機。これは初戦が第3試合であることに備えた行動で、早川監督は「待つ練習です」と説明した。

 <山口・華陵 女子選手の高松 ユニホームでベンチ入り>華陵唯一の女子選手、高松がユニホーム姿でベンチから練習を見守った。大会規定で女子の出場は認められておらず、公式練習も例外ではない。高野連関係者は、ユニホームを着た女子選手について「甲子園練習でベンチに入った記憶はない」と話した。記念撮影では芝生を踏みしめ「サクッという感じがしました。きついこと、泣くようなこともあったけど、本当に頑張ってきて良かったです」と感激。開会式では、プラカードを持ってチームを先導する。

 <神奈川・慶応 田村が復活宣言>力道山の孫が復活宣言だ。昨秋に左肩を痛めた最速143キロ左腕・田村がマウンドから軽く10球を投げた。「調子は良くなってきている。速い球を投げたかったけど、焦らなくてもいいかなと思いました」。16日の帝京戦で3回を投げ「メドが立った」と手応え。冬場は走り込んで5キロアップの80キロになった左腕が聖地で暴れる。

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2008年3月20日のニュース