新守護神ドミンゴ アウト1つも取れず

[ 2008年3月20日 18:51 ]

 【楽3-4ソ】最悪の結末が待っていた。2点をリードした楽天が9回のマウンドへ送ったのは、今季抑えを務めることになったドミンゴ。だが、アウトを1つも取れないうちに、柴原の逆転サヨナラ3ランが右翼席へ飛び込んだ。三塁内野安打の先頭多村から、松中の右翼フェンス直撃の二塁打を挟んで柴原の一撃まで、わずか7球。野村監督は「悪夢を見ているようだ。あっという間だもん」と自嘲気味の笑みを浮かべるしかなかった。

 抑えは、キャンプからの不安要素だった。実績のある福盛が米大リーグへ移籍し、昨季後半戦で16セーブを挙げた小山が不調。半ば消去法でドミンゴの起用が決まった。

 左打者の松中、柴原に痛打されたことにより、今後は9回でもワンポイントの左腕を挟むなど、苦しい継投を強いられそうだ。「これぞ、やりくり野球」と指揮官。多難なスタートとなってしまった。

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2008年3月20日のニュース