謹慎解けた木村 久々マウンドは上々

[ 2008年3月4日 06:00 ]

約1年ぶりに実践登板した東京ガス・木村投手

 西武の裏金問題に絡み3月18日まで1年間の謹慎処分を受けている今秋ドラフト候補、東京ガス・木村雄太投手(22)が1日から対外試合出場が認められたことを受けて3日、オープン戦の東農大戦に登板した。7―8とリードされた7回から3番手でマウンドに上がり、3回を投げ打者12人に51球、3安打1失点2奪三振とまずまずの投球だった。

 巨人、横浜のスカウトが見守る中、昨年3月6日のオープン戦(かずさマジック)以来363日ぶりの実戦を終えたMAX149キロ左腕は、広報を通じて「大変うれしく思います。早く感覚を取り戻し勝利に貢献したい」とコメント。この日は最速142キロで、左翼線二塁打を許す場面もあったが、フォークで三振を奪うなど変化球の切れは健在。巨人の中村チーフスカウトも「相変わらず腕の振りが鋭い。調子も上がるだろうし魅力がある。今後も注目していく」と絶賛した。
 復帰後初となる公式戦登板は東京スポニチ大会(3月18日~6日間)の予定。この1年チームの雑用もこなし精神的にも成長した快速左腕が、決意の再スタートをきった。

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2008年3月4日のニュース