松井秀 予期せぬ“振り初め”

[ 2008年1月7日 06:00 ]

右ひざの手術後初めてバットを握り、野球少年たちにスイングを披露した松井秀

 故郷・石川に帰省中のヤンキース・松井秀喜外野手(33)が6日、能美市で行われた「新春市民の集い」に参加。昨年11月の右ひざ手術以来、初めてバットを手にスイングした。本人も予期せぬ“振り初め”は少年からの質問で打球を遠くに飛ばす秘けつを教えようとした際だった。ステージ上に木製のバットが運び込まれたが、リハビリは順調とはいえ本格的な練習再開の時期は未定。それだけに「まさか僕が振るんですか?」と困惑しながらも、手本として豪快なスイングを披露してみせた。

 振った後に右ひざを押さえて痛がって見せたが「ひざへの影響はない。あったら振らないよ。いいスイングでしたね」と笑顔。その後も松井はハンデを背負ってファンと対決するミニゲームに参加。小さな羽子板での羽根つきやバットでのバドミントンなどで軽快な動きを見せた。この日は計8スイングだったが、バドミントンのシャトルを打ち返す“初安打”も飛び出すなど、完全復活の日が近いことをファンにアピールした。

 「市民の集い」に続く山口町の「新春の集い」では、あと9本に迫った巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の通算444本塁打にも言及。「超えることができれば光栄。監督には“もっと早く超えていなきゃダメだろ”と言われそうですけど、僕としてはもっともっと打ちたい」と師匠超えにも意欲を見せた。

 ≪恒例“結婚”質問には「もうしばらくお待ちください」≫今イベントで恒例となっているのが結婚に関する質問。この日は一番最初に飛び出したとあって松井は「今年は早いですね。準備をしてなかった」と苦笑いしながら「もうしばらくお待ちください。年内はないでしょうね、どうでしょう」とかわした。石川弁をリクエストされると「休みの日は昼まで寝とって、夜はデートしとるわ」と披露。一方、少年ファンからは「今年はデーモンに勝って外野のポジションを奪ってください」とお願いされていた。

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2008年1月7日のニュース