クレメンスTVで疑惑否定、引退も示唆

[ 2008年1月7日 11:38 ]

CBS「60ミニッツ」のインタビューを受けるクレメンス

 米大リーグの薬物使用の実態をまとめた「ミッチェル・リポート」で、実名を挙げられたロジャー・クレメンス投手(45)が6日、CBSテレビの人気番組「60ミニッツ」のインタビューで薬物疑惑を否定した。

 このインタビューは昨年末に収録された。クレメンスは司会者に対し、ステロイドやヒト成長ホルモンの使用は「一切ない」と自信たっぷりに話し、告発した元トレーニングコーチから受けた注射は「リドカインという痛み止めの麻酔とビタミンB12だけだ」とした。
 司会者が、リポートにある薬物注射の部分を読み上げると、首を横に振り「そのようなことは起こらなかった」と怒気を含んだ表情で話した。
 クレメンスは「なぜ体に害があるものを摂取しなければいけないのか。ここまで続けられたのはハードな練習の成果だ。わたしと練習をともにした人に聞いてもらえれば分かる」と、重ねて潔白を強調した。
 また「現時点では、おそらくもう投げる姿を見せることはないだろう」と現役引退の可能性も示唆した。クレメンスは7日に、地元ヒューストンで記者会見を予定している。(共同)

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2008年1月7日のニュース