石井一 野村監督との対戦楽しみたい

[ 2008年1月7日 06:00 ]

コーチの強烈なサーブに追いつけなかった石井一。空振りして転がって苦笑い

 FAでヤクルトから西武に移籍した石井一久投手(34)が6日、都内の室内テニスコートで公開自主トレに臨んだ。

 チームカラーであるブルーのパーカとTシャツで約1時間、キャッチボールやテニスなどで汗を流した左腕は早くもシーズンを見据えたが、気になるのは恩師の楽天・野村監督との対戦だ。

 「野村監督はプロに入って一番お世話になった方。もうお互い(プロでの)先は長くないしいつ辞めるか分からない。今年は対戦を楽しみたい」

 楽天とは過去、交流戦で3戦で勝敗なしも06年5月16日(フルスタ宮城)の初対戦は3回1/3、7失点KO、通算防御率5・82と打ち込まれている。「楽天とは対戦も多くなるし対策を考えないと」とリベンジに必死だ。

 そのためには自分も変える。昨年まで午前10時から始めていた自主トレを1月中は早朝7時からスタートさせる。朝のトレーニングは朝食の消化や練習効果を高めるとされ、西武も昨秋キャンプから採用している。「パ・リーグは開幕が早い分、前倒しで調整しないと間に合わない」としてキャンプインまでにペースを上げていく。

 あと2勝に迫った日本通算100勝については「順調にいけば3月中にできると思います」と自信たっぷりだ。野村監督への恩返し、Aクラス復帰を狙うチームのために。石井一が新天地でのスタートを切った。

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2008年1月7日のニュース