石破茂氏「地方の人が今の政治に違和感を感じている」 島根1区で聞いた有権者の声「自民党支持だが…」

[ 2024年4月29日 21:44 ]

石破茂氏
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 自民党の石破茂元幹事長(67)が29日放送のBS日テレ「深層NEWS」(月~金曜後6・58)に出演。28日に投開票された衆院3補選で自民党が“全敗”したことを受けてコメントした。

 派閥の裏金事件後初の国政選挙で、自民党は東京15区、長崎3区は独自候補を立てずに“不戦敗”、候補を唯一擁立した“保守王国”島根1区では立憲民主党に惨敗した。

 島根の隣県、鳥取1区選出の石破氏も今回島根1区で立候補した新人の元中国財務局長・錦織功政氏の応援演説に入った。地元有権者から「自民党を変えてほしい」「自民党支持だが今の自民党はいかがなものか」という声を多く聞き、「地方の人が今の政治に違和感、ズレを感じている」と実感したという。

 有権者からは、人口減少、地方衰退について「もっと訴えてほしい」という切実な要望を受けた。「賃金上昇は大事なこと、株価が高いのはめでたい。でも地方で実質賃金は上がりましたか、株が高いってことは日本の経済がそんなにいいっていうことを意味しますか、それは地方にとってどうなんですか、みたいな。地方の実感と違うことが喧伝されていませんかっていう、そういう思いを島根に限らず全国の地方が持っているのではないだろうか。アベノミクスとは一体何だったのか」と地方の思いを代弁し、「ここから先どうするのか聞かせて、という感じはすごくありました」と話した。

 3補選の投票率はいずれも過去最低だったが、「どの党を支持しますかって聞くと自民党と答える人が自民党に入れないとこういうことが起こる」と石破氏。「自民党に良くなってもらいたいから入れない。自民党を支持するがゆえに入れない」と“お灸をすえる”有権者が多かった結果だと分析し、「何をどう変えてくれるんだということがまさしく問われる。岸田さんが悪いとかそういうことなのか、表紙を変えればいいとかそういう話ではない」と強調していた。

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