山崎直子さん 宇宙飛行士の体力作り語る 意外にキツい?ロシア基準 滝沢カレン「絶対無理」

[ 2024年4月29日 15:35 ]

山崎直子さん
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 宇宙飛行士の山崎直子さん(53)が29日、TBSラジオ「パンサー向井の#ふらっと」(月~木曜前8・30)にゲスト出演し、宇宙飛行に向けた準備や体作りについて語った。

 天体や「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」などのSF作品に触れ、中学生ごろから宇宙に興味を持つようになったという。東大大学院を卒業後、「宇宙工学というものを学んで、まず宇宙開発というものに携わりたいなと思ったんです」と、現在の宇宙航空研究開発機構(JAXA)に入社。2010年、スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗し、国際宇宙ステーションの組み立て補給ミッションに従事した。

 子供のころからの夢が叶ったが、実現までには長年、待ったという。「私が宇宙に行く前に11年間、訓練をしていて。途中、事故があったりして、計画も遅れたりしたんですけど」。宇宙開発では米国、ロシアが世界をリードしていることもあってか、「英語とロシア語を学んだり、飛行機を操縦する訓練があったり、あとはサバイバル訓練があったり。ひたすら座学で覚えていく勉強もあったり」。学ぶべき分野は、多岐にわたった。

 体も鍛えたという。「走ったり、ジムに通ったり。週に2、3回くらい」。米航空宇宙局(NASA)では毎年、体力測定をするといい、「基準があるわけじゃないんですけど、それで去年より落ちたから頑張ろうと比べる」。一方、ロシアでは数値的な基準も設けられていたという。「何かを14回やるっていうのが…。何か想像つきますか」と、「パンサー」向井慧、滝沢カレンに尋ねた。

 滝沢が「腹筋じゃないですかね?」と答えると、山崎さんは「腹筋ではなくて、懸垂なんです」と説明。滝沢は「絶対無理ですね…。シンプルだけど無理そう」としょんぼり明かし、スタジオを笑いに包んでいた。

 宇宙では無重力空間だが、体力作りをするには理由があるという。「宇宙に行ってしまえば、無重力なので。浮いていて、楽で力もそんなにいらないんですけど、宇宙に行くまでに着ている宇宙服が重いんですね。スペースシャトルの時代で、パラシュートも含めて41キロ」。まさかの重量に滝沢が「えっ!」と絶句する中、山崎さんは「地上で訓練する時は、それで何時間も動かないといけなかったり」と付け加えた。

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