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カーママ大差連敗で7位後退 小笠原「相手が完璧だった」

[ 2014年2月15日 05:30 ]

<日本・イギリス>イギリスに敗れガックリの小笠原(中)ら

ソチ五輪カーリング女子 日本3―12英国

(2月14日)
 カーリング女子日本代表の北海道銀行は14日、1次リーグ第5戦で英国に3―12で敗れた。相手のショットの精度が高く第7エンドに大量5失点で、ギブアップ。13日の米国戦に続く連敗で通算成績は2勝3敗となり、韓国と並んで7位に後退した。15日はカナダと対戦する。

 攻めても得点につながらない。昨季の世界選手権覇者、英国にじわじわと離された。終わってみれば3―12の完敗。4点を追う第7エンドはハウス内にストーンをためられて大量5点を献上した。スキップの小笠原は「相手はミスをしなかった。私たちうんぬんよりも相手が完璧だった」と実力差を認めるしかなかった。

 序盤から積極的に挑んだ。第2エンドには船山のダブルテークアウトでチャンスをつくり、2得点。しかし、有利な後攻の第4エンドに逆に1点を奪われると完全に流れを渡してしまった。第5エンドも2点を取れるチャンスで、小笠原のドローショットは長すぎて1点止まり。「チャンスのときに決めきれなかった。カーリングは1投で逆転できるものなので、もう少し私ができれば良かった」。一方、英国のミュアヘッドは一度に日本のストーンを2個はじき出すなど絶妙のショットを再三見せた。スキップの出来が勝敗を分けた。

 小野寺が最初の3試合を欠場し、米国戦で復帰したばかり。「相手がどうこうより、自分たちが決めていかないと負けてしまう」と小笠原が話したように、オーダーが代わり、チームの完成度を上げ切れていない。

 15日は世界ランク2位の強豪、カナダと対戦する。その後も格上との対戦が続く中、立て直しは急務。「厳しい戦いになるのは覚悟の上で、粘り強くいい試合がしたい。きょうもスコア的には離れたけど、見応えはある試合はできた」。ベテランのスキップは巻き返しを誓った。

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2014年2月15日のニュース