内村“日本製より硬い”本番用器具で入念調整

最終合宿が公開され、あん馬で調整する内村航平

　体操男子のエース内村航平（２３＝コナミ）らロンドン五輪で団体総合金メダルを目指す日本代表が１４日、フランスのアルクで最終合宿を公開した。

　内村はウオーミングアップではリラックスした表情だったが、本番を想定した演技では集中力を発揮。床運動や跳馬、平行棒など各種目を入念に確認した。代表５人は１２日にフランス入りして練習を積んでいる。フランス代表や五輪開催国の英国代表も利用する最新設備の体育館で時差調整し、日本製よりも硬いといわれる五輪本番用のフランス製器具への対応も図る。０４年アテネ五輪ではドイツでの事前合宿を経て日本男子が２８年ぶりに団体を制覇しており、内村らは再現を狙う。