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入江 4年後へ向けてV発進

[ 2008年9月6日 06:00 ]

 水泳の日本学生選手権が5日、東京辰巳国際水泳場で開幕し、競泳男子二百メートル背泳ぎで北京五輪5位の入江陵介(18=近大)が1分56秒74の大会新記録で優勝。自身の日本記録1分54秒77には遠く及ばなかったものの、12年ロンドン五輪に向け再スタートを切った。

 求めるレベルが高いからこそ、大会新記録では納得できなかった。自身の日本記録に1秒97及ばなかった入江は、「いいタイムを狙っていたんで残念」と苦笑いを浮かべた。6月に当時の世界記録に0・45秒差に迫る1分54秒77の日本記録をマークし、メダル候補として北京五輪に臨んだが無念の5位。「自分が出した記録がプレッシャーになっている」と言うものの、立ち止まっている暇はない。競泳界の大エース・北島の去就が不透明で、18歳のホープには12年ロンドン五輪では大黒柱の期待がかかる。「コンスタントに54秒台を出したい。4年後はメダルを獲って、チームを引っ張っていけるようにしたい」。エースの自覚を胸に、入江がロンドン・ロードを歩んでいく。

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2008年9月6日のニュース