関東初の水素ステーション 東京ガスが営業開始

[ 2014年12月18日 11:02 ]

 東京ガスは18日、燃料電池車に水素を供給する商用の「水素ステーション」を東京都練馬区内に開設した。水素ステーションが営業を始めるのは関東地方では初めてという。

 トヨタ自動車が15日に燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を一般向けに発売したのに合わせた。東京ガスが運営する天然ガススタンドに併設し、「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車の普及を後押しする。

 開所式で救仁郷豊副社長は「水素エネルギーの普及への施策を国が進める中、ステーションの整備に協力していく」と述べた。今後、ミライの納車が始まるまでに水素の販売価格を決めるが、まずはガソリンと同額程度を目指すという。燃料電池車1台を満タンにするには3分かかる。

 燃料電池車は、水素と酸素を化学反応させて発電し、モーターを動力とする仕組み。

 水素ステーションは、岩谷産業が兵庫県尼崎市など2カ所で営業を始めている。JX日鉱日石エネルギーも年内に神奈川県海老名市での開設を予定しており、2015年度中に40カ所へ拡大する計画だ。

続きを表示

2014年12月18日のニュース