東京モーターショーが開幕 最新技術の車展示

[ 2013年11月20日 08:37 ]

一般公開に先立って報道陣に公開された東京モーターショー

 最新技術を投入した自動車を展示する東京モーターショーは20日、一般公開に先立って東京都江東区の東京ビッグサイトで報道関係者向けに開幕した。

 世界12カ国から177社・団体が出展し、乗用車や商用車、二輪車など計426台が登場。参加メーカーなどは、縮小傾向の国内市場を活気づけたい考えだ。

 国内勢は乗用車メーカー全8社が参加。トヨタ自動車は燃料電池車の試作車や体重移動で操作する自動車を展示し、日産自動車は翼をイメージしたデザインの電気自動車(EV)を披露、「未来のクルマ」の姿を示した。

 トヨタの豊田章男社長は「(日本の自動車は)より環境に良く、より安全で、わくわくドキドキする車に変わっていく」と述べた。日産のカルロス・ゴーン社長は「今まで以上に、将来を見据えて革新に取り組む」と強調し、自動運転などの技術開発を加速させる考えを示した。

 富士重工業はこの日、来春に発売する国内向けの新型ワゴン車「レヴォーグ」を初公開した。吉永泰之社長は記者団に「(今回のショーは)私も含め各社は相当、気合が入っている。日本の車産業は元気でありたい」と語った。

 またホンダやダイハツ工業は軽自動車のスポーツカーを展示し、日常生活での利用だけではない軽の新たな楽しみを提案した。

 開会式は22日。一般公開は23日から12月1日まで。

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2013年11月20日のニュース