中古車販売8・5%減…09年度400万台割れも

[ 2010年3月10日 06:00 ]

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が10日発表した2月の中古車販売台数(軽自動車除く)は、前年同月比8・5%減の31万7228台となり、13カ月連続で前年水準を下回った。3月を含めた2009年度は1978年の統計開始以来初めて、年度ベースで400万台を割り込む可能性が出てきた。

 政府のエコカー購入支援策の恩恵を受け新車販売が好調で、比較的新しい年式の中古車が不振に陥っている。不況で車の使用年数が延び、再販売できる車が減っていることも影響した。
 2月実績を車種別にみると、貨物車が前年同月比9・3%減の3万3319台で過去最低。乗用車は8・2%減の27万6993台だった。
 09年度は2月までの累計は約344万台。年度合計が400万台を上回る可能性について、自販連は「現状では難しい」と説明している。

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2010年3月10日のニュース