ハイブリッド2強対決” インサイトとどう違う?

[ 2009年5月18日 18:51 ]

トヨタ自動車の「プリウス」(上)とホンダの「インサイト」

 トヨタ自動車が18日、新型「プリウス」を発売したことで、ホンダ「インサイト」とのハイブリッド車“2強対決”の幕が切って落とされた。注目度の高い両車種だが、どう違うのか。

 最低価格はインサイトの189万円に対し、プリウスは205万円。価格にこだわる消費者には、200万円を切る価格を戦略的に打ち出したインサイトの方がアピールしそうだ。
 一方、動力性能や安全装備ではプリウスが優位。排気量はプリウス約1800CC、インサイト約1300CC。最高出力は136馬力対102馬力とプリウスが大幅に上回る。
 標準装備のエアバッグの数でもプリウスの6つに対しインサイトは運転席と助手席の2つだけ。ハイブリッド車の最大の売りである燃費の公式数値もプリウスがガソリン1リットル当たり38キロなのに対し、インサイトは30キロにとどまる。
 ただし実際の燃費は運転の仕方などで大きく変わってくる。ホンダは独自の「エコ運転アシスト機能」を採用。燃費効率の良い運転をするとディスプレー上に葉っぱのマークが増えるなど、直感的に環境に優しい運転ができるように工夫している。
 同じハイブリッドでも、簡素な機構を採用している分、車重はインサイトの方が軽い。ホンダ広報部は「きびきびした走りの楽しさでインサイトを支持してくれるお客さまも多い」と話している。

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2009年5月18日のニュース