トヨタ、米でハイブリッド販売100万台突破

[ 2009年3月12日 14:54 ]

 トヨタ自動車は11日、エンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車の米国での累計販売台数が100万台を突破したと発表した。2000年7月にハイブリッド専用車「プリウス」を発売後、9年足らずで大台に届いた。

 07年3月の50万台突破までは7年近くを要した。しかし、米国での主力車種「カムリ」や高級車ブランド「レクサス」にハイブリッド車を投入して6車種に拡大した効果もあり、その後わずか約2年で100万台に到達した。
 米国ではプリウスの販売好調が、トヨタの環境重視イメージの確立を助けた。プリウスは米国で累計70万台以上を販売。燃費効率の良さを武器に、ガソリン価格の高騰も追い風にして飛躍的に伸ばした。
 ただ景気後退に伴う昨秋以降の米新車市場の急激な悪化で、ハイブリッド車も販売低迷。トヨタも2月のハイブリッド車の販売は、前年同月比で約35%減だった。
 トヨタの世界でのハイブリッド車販売は1月までに170万台超に達し、米国が半分以上を占める。(共同)

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2009年3月12日のニュース