ETC購入助成がスタート
休日の1000円乗り放題など自動料金収受システム(ETC)利用車限定で高速道路料金が大幅に値下げされるのを前に、ETC車載器の購入費用を助成する制度が12日、始まった。31日までで、助成額は四輪車が5250円、二輪車が1万5750円。
実施主体の財団法人高速道路交流推進財団が指定するカー用品店など全国約1万の「助成取扱店」で新規に車載器を購入すれば、その場で割り引かれる。車載器を短期間で手放すことを防ぐため、支払期間を2年以上にした分割払いで購入することなどが条件だ。
東京都江東区のカー用品店「スーパーオートバックスTOKYOBAY東雲」ではこの日、午前11時の開店とともに、約10人の客が車載器売り場に並んだ。購入した都内の男性(32)は「車が好きなので、助成制度はうれしい。ただ税金の使い方として少し偏っていないか気になる」と話していた。
同店を経営するオートバックスセブンは「車載器に関する問い合わせが殺到している。車載器の3月の売り上げは、前年同月比で3倍になるだろう」と期待している。
首都高速道路会社は12日から、助成制度を活用して車載器を無料で配るキャンペーンを開始。初日は都内のパーキングエリアなど3カ所で計150台分を用意し、午前中に100人以上の申し込みがあった。
道路料金の値下げは、3連休初日の今月20日から東京湾アクアラインと本州四国連絡橋が休日(土日祝日)に上限1000円となるのを皮切りにスタート。28日からは休日の地方圏の路線が上限1000円で乗り放題となる。値下げ期間は2年間の予定。
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